子どもが小さいと、服やおもちゃがどんどん増えます。
サイズアウトした服。
まだ使えるけど、もう遊ばなくなったおもちゃ。
捨てるにはもったいないもの。
以前、そうした子ども用品を段ボールいっぱいに詰めて、寄付団体に送ったことがあります。
送料のみ負担して団体に送れば、団体側で必要な人に届けてくれるというしくみでした。
送料は約1,700円かかりました。
誰かの役に立つなら惜しくないとは思いつつ…
今やファストファッションの時代。
西松屋やアカチャンホンポの子ども服の価格にはいつも目玉が飛び出ています。
1,700円で一体何着の服が買えたんだろうか
と思ってしまいました。
物を寄付するには、意外とコストがかかる
古着や中古おもちゃを寄付する場合、送る側は「まだ使えるから誰かに使ってほしい」と思って送ります。
でも、その物が必要な人の手に届くまでには、いろいろな工程があります。
送る側の梱包。
宅配便での輸送。
受け取る側の開封、仕分け、状態確認、保管。
必要に応じた再配送。
場合によっては処分。
つまり、寄付したいと思った物が、実際に必要な人の手に届くまでには、多くの人と手間が介在します。
さらに、輸送コストもかかります。
段ボールを送れば、配送にエネルギーも使います。
環境負荷も発生します。
そのうえ、送った物がそのまま誰かに使われるとは限りません。
巡り巡った挙句処分に回ってしまうこともあります。
そう考えると、
送ろうとしている物は自分で処分して、送料1,700円をそのまま寄付した方が合理的なのでは?
という結論に行き着いてしまいました。
「もったいない」と「支援」は分けて考えたい
不用品を寄付したい気持ちの中には、2つの気持ちが混ざっています。
ひとつは、誰かの役に立ちたいという気持ち。
もうひとつは、まだ使える物を捨てるのがもったいないという気持ち。
どちらも自然な感情です。
でも、寄付の本質を考えるなら、優先すべきなのは「自分が捨てたくないもの」ではなく、「相手が必要としているもの」であるはずですね。
「困っている人に役立てたい」という目的で考えると、いらなくなった中古品を送ることが必ずしも最適解とは限りません。
今回は、乳児院のほしい物リストから直接送りました
そこで今回は、乳児院のAmazonほしい物リストから、おもちゃを選んで送ることにしました。
「乳児園支援プログラム」こんなものがあるんですね。
このほしい物リストのよいところは、施設側が必要としているものが明確なことです。
こちらが「これをあげたい」と決めるのではなく、相手が「これが必要です」と示しているものの中から選べます。
余計な仕分けも少なく、新品の商品が直接施設に届く。
寄付としてかなり合理的で、素晴らしいしくみだと思いました。
不用品の処分と、寄付は分けて考えたい
家に発生した不用品に対する「もったいない」という気持ちと、誰かを支援したいという気持ちは、分けて考えた方がよいと思いました。
まだ使えるものを捨てるのは心が痛みます。
でも、その気持ちを消化するために、送料や仕分けの手間、保管コスト、再配送、環境負荷などを考えずに「とりあえず寄付として送る」のは、支援として本当に合理的なのか。
一度立ち止まって考えたいと思いました。
場合によっては不用品は潔く処分する。
そのうえで、支援したい気持ちは、現金でも物でも、本当に必要とされているものが、できるだけ低コストで届く方法に向ける。
今後は、そういう形を選んでいきたいと思います。